簿記3級試験合格への道

簿記3級試験
簿記3級試験

私がなぜ簿記3級試験を受けようとしたのか。

たまたま偶然見たYouTubeがきっかけでした。
そのYouTubeというのが、『両学長 リベラルアーツ大学』というチャンネルで、ご存知の方も多いと思います。投資や資産形成のこと、社会保険や税金のことなど、お金に関することをとても分かりやすく説明してくださるチャンネルです。
  ※『両学長 リベラルアーツ大学』https://www.youtube.com/c/ryogakucho

両学長は、よく簿記3級とFP3級の知識があれば、理解しやすいとおっしゃっていて、
私も「なるほど納得!」と思い、まずは簿記3級試験合格を目指すことにしました。

簿記3級の難易度は? 勉強時間はどれくらい? ネット試験って?

私は夫の仕事を手伝って帳簿をつけたりしていましたが、簿記の勉強を始めてみて、正直「むずい!」と思いました。

「財務諸表って何?」「借方と貸方ってどういうこと~!」といきなり最初から心が折れそうでした。
ネットの記事を読むと「誰でも受かる」と書かれていたので、甘く考えていました。(こんなん誰でも受からんよ~!)


私が勉強していたテキストには、簿記3級の合格率は「50%前後」と書かれていました。
ネットには、ここ数年の合格率は48%くらいと書かれていたので、「誰でも受かる」と書いて
いる割に、合格率は低くないですか~?!と思いました。

簿記3級の合格に必要な勉強時間は、独学かスクールに行くかによって差があるものの、100時間くらいと言われています。
1日に2時間勉強したとすれば、50日ぐらいかかるということになります。約2か月といったところでしょう。


私の場合、最初にダラ~ッとしていた期間が3週間ほどあって、「これではイカン‼」と思い、すぐにネットを検索し、受験要項を調べました。

日本商工会議所・各地商工会議所のホームページから、ネット試験について調べると、受験生の希望に応じ随時実施しているとのことだったので、ネット試験を受験することにしました。
(詳しくは、日本商工会議所・各地商工会議所のホームページを確認してください。)

それから、本腰を入れて勉強を始めました。
1日にだいたい2時間勉強し、試験日の2週間前くらいから、1日5時間くらい勉強していました。
本腰を入れて勉強し始めてから、約2か月弱くらいで合格できました。

ちょっとした隙間時間には、スマホのアプリ※(下記に紹介)を使って仕訳の練習をゲーム感覚で
やったりもしていたので、実際はっきりとした勉強時間はわかりません。
アプリを使っての仕訳の練習は面白かったし、記憶に残りやすかったと思います。

※私がスマホで使っていたアプリ

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私がやった勉強は?どんな教材を使ったか。

1.テキストをじっくり読み込む。何冊も使わず、1冊だけをよく読む。
  私が使ったテキストは『いちばんわかる日商簿記3級の教科書』(CPA会計学院 編著)です。


2.テキストの中にある問題を解く。間違えた問題の解答解説をよく読み、テキストを振り返る。

3.テキストについていたQRコードを使って 、無料講義を見て理解を深める。
  YouTubeで、実際に仕訳や決算書を作成している動画もよく見ました。仕訳をするときにとるメモ
  の書き方や電卓の使い方などを参考にしました。
  例えば、「現金」と書くのを略して「C(Cashの頭文字)」と書いたり、電卓を利き手と反対の
  手で打つとか、経理をやっていらっしゃる方たちではごく当たり前のことかもしれませんが、
  とても参考になりました。

4.テキストとは別の問題集をやる。間違えた問題は解説をよく読む。
  問題集は解答用紙がパソコンでダウンロードできたので、何度も印刷して繰り返し問題を解きま
  した。模擬テストだけは後回しにしてそれ以外の問題は5回やりました。
  この時使っていた問題集は『日商簿記検定模擬試験問題集3級 模試8回』(ネットスクール出版)
  です。

5.試験本番3週間前には、模擬テスト形式の問題を時間をはかってやる。
  答え合わせをしたら、ちゃんと得点をつける。それから間違えた問題の解答解説をよく読んで
  理解する。ただひたすら何回も模擬テスト問題をやる。
  また、私はネット試験を受けことにしたので、ネット試験の模擬テストもパソコンを使って5回
  やりました。
  ネット試験を受ける場合は絶対にやっておいたほうがいいと思います。

6.試験本番1週間前には、特に苦手な問題やよく間違えてしまう問題を集中的にやる。
  私は特に「勘定記入」と「精算表の作成」でわからなくなるところがあったのでよくやりました。

7.試験本番3日前には、またパソコンを使ってネット試験の模擬テストを練習する。
  また、財務諸表の作成問題はよく出るので、問題をやって確認しておく。

8.試験当日、いざネット試験を受けてみて、試験時間がギリギリでした。
  自分に「焦るな!落ち着け!」と言い聞かせて、最後まで解くことができました。
  ネット試験はすぐに合否がわかるので、ドキドキしてる暇もなく「合格」とパソコンの
  画面に出ました。やれやれ、ほっとしました。
 

私が使った教材は、ネットで購入したもので
『いちばんわかる 日商簿記3級の教科書』(CAP会計学院)
『日商簿記検定模擬試験問題集 3級 模試8回』(ネットスクール出版)
の2冊です。あとは、パソコンで無料でダウンロードできる過去問題や練習問題です。テキストについていたQRコードから、無料の講義を見たり、YouTubeで仕訳をしているところや財務諸表の作成をしているところを見たりしたことはとても参考になりました。
またゲーム感覚で、スマホのアプリで仕訳の練習をしたりもしました。(これは結構面白かった。)

最後に。

私の場合、ネット試験で受けたので、パソコン操作がある程度焦らずできることが大切だと思いました。
特にパソコンのことを熟知しているわけでもありませんが、ネット試験を受けるのであれば、ネット試験用の練習問題を何回もやっておいたほうがいいと思います。

それから、電卓を速くスムーズに打てると時間短縮になるかと思います。


何より、私のように独学する場合は、試験についての情報をしっかり調べておくことも大切です。
私は試験の2週間前に、試験時間や出題形式・出題数が変更になっていることを知って、ホントにびっくりしました。


また、勉強の内容についてですが、テキストだけを読んでいるだけではわからないことや、はっきりとしないことも出てきます。動画などを見て、勉強するのもいいと思うし、勉強内容以外に気づくところ(電卓の使い方や、メモの取り方などなど)があって、よかったと思います。